美濃焼
美濃焼という名称は、多治見市、土岐市、瑞浪市、笠原町を中心とした岐阜県南東部で生産される陶磁器のことをいい、かつてこの地が美濃の国と呼ばれていたことに由来しています。
志野、織部に代表される美濃焼は、岐阜県東濃地方を中心に発展してきました。この辺りは良質の粘土に恵まれ、すでに平安時代からやきものが盛んでした。ことに安土桃山時代、日本で最もやきものが発達した時代に、美濃焼も例外ではなく、数多くの名品が世に送り出されました。
陶磁器の半分は美濃焼!
現代では、美濃焼という名称で生産される陶磁器は多種にわたり、そのバラエティの豊かさも美濃焼の特徴の一つになっています。また、量産の技術も他の産地を圧倒するものがあり、日本で日常的に使われている陶磁器の半分以上が美濃焼であるという統計もあります。古くからの伝統と、日常生活によくなじむ気軽さをあわせ持っている、それが美濃焼です。
さて、美濃焼って?
美濃焼についてご理解いただけましたか?
いやいや、さぞかし不完全燃焼でしょう。しかし、実際のところ特徴がないのが美濃焼の特徴(笑)と言われているくらいなので、それぞれの窯をひとつひとつじっくり見学しないとその特徴は理解できません。
では、とりあえず、美濃焼の窯元のひとつ小田井窯を見学しませんか?小田井窯の特徴をできる限り理解していただくために「小田井の基本」をご用意いたしました。どうぞ、ご覧ください。小田井窯だけではいやだという方はぜひ検索機能付焼き物リンク「やきもの探検」で「美濃焼」を検索してください。 |